コーヒーのお供にチョコレートを選ぶ方は多いのではないでしょうか。
この記事では、コーヒーとチョコレートが何故相性が良いのかや、組み合わせることで、どのような効果があるのか解説します。
コーヒーとチョコレートをあわせたおすすめのレシピを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
コーヒーとチョコレートの相性が良い理由
コーヒーとチョコレートを一緒に味わうという方は、多いのではないでしょうか。
なぜ、コーヒーとチョコレートの相性が良いのかというと、次のような理由があるからです。
- コーヒー豆とカカオ豆には共通がある
- 焙煎などの加工方法が似ている
- 苦味や酸味など味が似ている
それぞれの理由について解説していきます。
コーヒー豆とカカオ豆には共通がある
コーヒー豆とカカオ豆は、焙煎や加工を終えて私たちの手元へと届きます。
そのため、共通点がないように見えますが、加工前の状態では多くの共通点がありますよ。
コーヒー豆とカカオ豆は、どちらも南半球の発展途上国の地域が多いです。
どちらも栽培に必要な条件として、熱帯であり、気温の変動が少ない地域でないといけないことが分かります。
焙煎など加工方法が似ている
コーヒー豆を収穫する際は、機械摘みと手摘みの2種類があります。
手摘みの場合は、完熟したものだけを摘むことができるため、高品質な豆を収穫できるという特徴があります。
カカオ豆は、カカオポッドの中に20個〜40個ほど実が入っており、熟したカカオポッドだけを収穫していきます。
このようにコーヒー豆とカカオ豆では、多くの共通点があるというのも相性が良い理由でしょう。
苦味や酸味など味が似ている
チョコレートは甘いイメージがあると思いますが、加工される前は、カカオ豆の苦味がとても強いです。
そのため、チョコレートの原産国では、薬としても使われていました。
このように、チョコレートとコーヒーの味は、苦くても楽しむことができるという共通点があります。
コーヒーとチョコレートの驚きの効果
コーヒーとチョコレートの組み合わせには次のような効果があります。
それぞれどのような効果なのか解説します。
覚醒作用
コーヒーは、カフェインが入っているため、覚醒効果があることで有名です。
同じくチョコレートにも、カフェインに似た、テオブロミンという成分が含まれています。
テオブロミンには、血管拡張の効果があるため、脳に血液が行き渡るようになりますよ。
仕事や勉強でコーヒーを飲む際は、チョコレートも一緒に味わうと、より覚醒効果が期待できるでしょう。
アンチエイジング
カカオやコーヒーには、ポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールとは、植物由来の抗酸化物質で、体を老化させたり、免疫機能の低下の元になる活性酸素を消去する抗酸化作用があります。
活性酸素により老化や動脈硬化、がんなどの疾患を招いたり、皮膚の脂質を酸化させるためシミやシワなどの健康や美容の大敵となります。
ポリフェノールには、このような活性酸素による悪影響を防ぐことができる効果があるため、生活習慣病の防止・改善などの健康対策や美容の改善に役立ちます。
また、血圧を下げる善玉コレステロールを増やす効果もあるため、体の老化予防にも役立ちます。
脂肪燃焼効果作用の効果
ポリフェノールは、新陳代謝を上げることができるため、脂肪燃焼効果も期待することができます。
またコーヒーに含まれているクロロゲン酸という成分には、脂肪燃焼を促進させる効果がります。
そのため、コーヒーとチョコレートの組み合わせて摂取することで、ダイエットにも役立ちます。
このようにコーヒーとチョコレートの組み合わせは、美容や健康に良いことが分かります。
コーヒーを美容や健康のために飲んでいるという方は、コーヒーにシナモンを加えた「シナモンコーヒー」を飲むとさらに効果を実感することができますよ。
関連記事シナモンコーヒーの効果・効能とは?おすすめアレンジレシピを紹介?
コーヒーとチョコレートのおすすめの組み合わせ
コーヒーとチョコレートを組み合わせると、多くのメリットがあることが分かりました。
これを機にコーヒーとチョコレートを組み合わせるという方は、相性の良い組み合わせを知ることで、さらにコーヒーを楽しむことができますよ。
コーヒーとチョコレートのおすすめの組み合わせを紹介するので、ぜひ試してみてください。
カフェラテ×ビターチョコレート
ビターチョコレートは、カカオ分が70%〜95%と多く含まれています。
カカオが多く含まれているため、苦味と酸味が強調されているチョコレートでもあります。
それに比べてカフェラテは、多くのミルクが含まれているため、ビターチョコレートの苦味や酸味を中和してくれます。
また、ビターチョコレートではなくミルクチョコレートにすると、カフェラテのミルクと合わさり、マイルドな味を楽しむことがでできますよ。
ブラックコーヒー×甘めのミルクチョコレート
ミルクや砂糖を入れないブラックコーヒーを飲む際のおすすめは、甘めのミルクチョコレートです。
ミルクチョコレートには、カカオ分が40%ほど入っており、残りが乳製分や砂糖になります。
そ
のため、砂糖やミルクが入っていない、ブラックコーヒーの味を補うことができますよ。
コーヒーとチョコレートをバランス良く楽しみたいという方に、おすすめの組み合わせです。
フルーティーな浅煎りコーヒー×ナッツやフルーツ入りチョコレート
コーヒーは、浅煎りから深煎りになるにつれ、酸味が減り、苦味が増加されていきます。
そのため、浅煎りコーヒーには、酸味が強いナッツやフルーツ入りチョコレートがおすすめです。
ナッツやフルーツ入りチョコレートを食べる際は、酸味が打ち消されない浅煎りのコーヒーを選ぶようにしてください。
深煎りのコーヒーと合わせてしまうと、ナッツやフルーツ入チョコレートの酸味が消されるため、注意しましょう。
チョコレートを使ったコーヒーの作り方を紹介
コーヒーとチョコレートの相性は良いため、チョコレートを使ったコーヒーはとても美味しくおすすめです。
チョコレートとコーヒーを使った、おすすめのレシピを紹介するので、ぜひ試してみてください。
チョコレートコーヒー
コーヒーにチョコレートソースを加えると、簡単チョコレートとコーヒーの組み合わせを楽しむことができます。
また、好みのチョコレートを溶かすことで、自分好みのコーヒーにアレンジすることもできますよ。
簡単に作ることができるため、チョコレートとコーヒーをあわせて飲む際は、ぜひチョコレートコーヒーを作ってみてください。
- チョコレートを刻み、インスタントコーヒー一杯分と一緒に耐熱ボウルに入れる
- 牛乳を沸騰直前まで温め、少しずつボウルに注ぐ
- ボウルに注ぎながら混ぜ、チョコレートとコーヒーを溶かすと完成
モカ・ジャバ
モカ・ジャバとは、コーヒー豆のモカとジャバを合わせた飲み物になります。
カフェによっては、コーヒーの中にココアやチョコレートシロップを加えている場合もあるため、モカ・ジャバの定義は幅広く異なる場合があります。
今回紹介するモカ・ジャバは、チョコレートを使ったモカ・ジャバです。
- ドリップコーヒーを淹れカップを温めておく
- 砂糖5グラムとチョコレートソース10グラムをカップに入れる
- 温めたカップにコーヒーと砂糖、チョコレートソースを混ぜて完成
カフェモカ
チョコレートを使った定番の飲み物といえばカフェモカです。
カフェモカはココアで作る方も多いですが、チョコレートを使って作ることもできますよ。
- チョコレートを刻む
- 鍋に水を沸騰させる
- 沸騰したら弱火にし、コーヒー、砂糖、牛乳、ココアを加え不当しないように混ぜていく
- 刻んだチョコレートをカップに注ぎ完成
チョコレートを使うと、様々なコーヒーを作ることができます。
また、チョコレートシロップを用意しておくと、チョコレートを切り刻む手間が減るため、準備しておくことがおすすめです。
日頃からコーヒーとチョコレートを合わせることが多いという場合は、ぜひチョコレートを使ったコーヒーを作ってみてください。
まとめ
コーヒーとチョコレートには、多くの共通点があり、相性が良いことが分かります。
また、一緒に食べることで、脂肪燃焼や覚醒作用など、様々な効果を期待することができますよ。
チョコレートシロップを使うと、簡単にチョコレートとコーヒーをあわせた飲み物が作れるため、ぜひ実践してみてください。