
コーヒーかすをそのまま捨てているという方は、多いのではないでしょうか。
しかし、コーヒーかすには、高い消臭効果があるため、再利用することがおすすめですよ。
コーヒのかすで消臭剤を作る方法や消臭剤として利用するおすすめの場所を紹介します。
そのほか、コーヒーかすの使い道を解説していくので、ぜひ参考にしてください。
コーヒーかす・出がらしから消臭効果が得られる理由

コーヒーかすは、多孔質な構造を持っています。多孔質な構造により、吸収効果に優れています。
さらにコーヒーかすは、酸性なため、アルカリ性であるアンモニアを吸収することができます。
そのため、コーヒーかすは、消臭効果が期待できます。
活性炭よりも消臭効果が高い
コーヒーかすは、家庭用の脱臭剤の定番でもある、活性炭と同じ構造になっています。
さらにコーヒーかすに水分を含むことで、活性炭の5倍の消臭効果があることが、実験で分かっています。
また、コーヒーかすの吸収効果は、淹れた後と挽く前の状態で効果が変わることはありません。
そのため、コーヒーを保存する際も、匂い移らないように、密閉できる容器を使用するようにしましょう。
コーヒーを消臭剤として使用するおすすめの場所

コーヒーかすは、家庭用の消臭剤として十分な効果を発揮します。特に次のような場所では、高い効果を発揮することができますよ。
それぞれの場所で、どのような使い方をすることができるのか見ていきましょう。
トイレ
コーヒーのかすは、アンモニアを吸うことができるため、トイレの消臭剤として使うことができます
。
人が利用するトイレだけではなく、ペット用の砂と混ぜることで、アンモニア臭を防ぐことができる砂を作ることができます。
玄関や靴箱
臭いがこもりやすい場所でもある、玄関や靴箱でもコーヒーかすを利用することができます。
コーヒーかすで、靴の臭いを防ぎたい場合は、脱いだ後にすぐ下駄箱にしまわないことがポイントです。
靴を脱いだ際は、下駄箱にいれるのではなく、乾燥したコーヒーかすを茶こし袋に入れ、靴の中にセットすると臭いを対策することができます。
臭いが気になる場合は、時間をおき、消臭してから下駄箱に入れるようにしましょう。
冷蔵庫
気になる臭いがする冷蔵庫でも、コーヒーかすを利用することができます。
冷蔵庫でコーヒーかすを使う際は、臭いの元となっている腐った食べ物や汁などがあった場所に置くことが重要です。
そのため、ますは、臭いの元となる食べ物や汁を拭き取り、掃除をするようにしてください。
その後、臭いが気になっていた場所に、コーヒーかすが入った瓶を入れておくと、消臭をすることができます。
また、冷蔵庫に入れる際は、室内の空気とコーヒーかすが触れるようにする必要があります。
瓶などを入れる際は、蓋をしないようにしておきましょう。
タバコ
乾燥させたコーヒーかすを灰皿に敷き詰めるだけで、タバコの臭いを軽減することができます。
また、乾燥させたコーヒーかすを茶こしやガーゼでくるむと、車内でコーヒーかすを消臭剤として利用することができます。
自動車に染み付いた臭いやタバコの臭いを軽減できますよ。
生ゴミ
乾燥させたコーヒーかすを三角コーナーにふりかけておくと、生ゴミの臭いを対策することができます。
また、ゴミを捨てる際に、コーヒーかすをふりかけるだけでも、消臭することができますよ。
コーヒーかすは、消臭剤として、家庭の様々な場所で利用することができます。
コーヒーかすは消臭剤以外にも使える!

コーヒーかすは消臭剤以外にも、様々な使い方をすることができます。
それぞれどのような使い方なのか見ていきましょう。
コーヒー染め
コーヒは、焙煎や種類によって、色の濃さに変化が出ます。
そのため、自分好みの色合いをコーヒーかすで出すことが可能です。
コーヒー染めをすると、アンティークな色合いを簡単に出すことができますよ。
Tシャツやハンカチ、ソックスなどが、コーヒー染めをすることに向いています。
しかし、キャンバス地のバッグなどは、コーヒー染めには向いていません。
そのほか、ポリエステル製のものは、染まりにくいので注意してください。
蚊除けや猫除け
蚊や猫は、コーヒーの香りが苦手です。
そのため、ドリップ後のコーヒを集め乾燥させると、蚊除けや猫除けとして利用することができます。
乾燥したコーヒーかすを小皿に広げ、火を付けると、煙が上がり蚊除けとして利用することができます。
コーヒーかすは、炎が燃え上がらないので、お子様やペットから遠ざけるために利用することができますよ。
キャンプや野外パーティーなどの際は、ぜひコーヒーかすを利用することがおすすめです。
肥料
コーヒーかすは、活性炭と同じ構造です。そのため、土に混ぜることで、微生物の住処となることや通気性の改善などの効果があります。
プランターに土を用意する際に、土とコーヒーかすを混ぜると、肥料としても使えます。防虫対策としても使うことができますよ。
コーヒーの出がらしで消臭剤を作る方法

コーヒーの出がらしを消臭剤として再利用する方法は、水分を湿らせる方法や乾燥させてから使用する方法など、様々な作り方があります。
試用期間や効果も異なるため、しっかりと違いを覚えておくようにしましょう。
湿ったまま使用する場合
抽出したてのコーヒーかすは、消臭効果や脱臭効果がとても高いです。
湿ったコーヒーかすの使い方は、コーヒーメーカーやコーヒーフィルターに残ったかすを受け皿に置いておくだけです。
見栄えが気になるという場合は、水切りと粗熱をし、ガラス容器などに移すことがおすすめです。
また、湿ったコーヒーかすは、1日〜2日でカビが発生してしまうため、注意するようにしてください。
乾燥させる方法
コーヒーかすを乾燥させて使用すると、消臭効果や脱臭効果が長持ちします。
しっかりとコーヒーかすを乾燥させると、1ヶ月ほど使用することができますよ。
コーヒーかすを乾燥させる方法は3つあります。
- 自然乾燥
- フライパンで水気を飛ばす
- 電子レンジで温める
自然乾燥
コーヒーかすを1日ほど放置をすると、まんべんなく乾燥させることができます。
時間がある場合は、かき混ぜてあげると、早く乾かすことができますよ。
外に一日放置する際は、通気性の良い袋に移し、洗濯バサミで止めてあげると、粉が飛んでいく心配もありません。
フライパンで水気を飛ばす
フライパンで水気を飛ばす方法は、5分でコーヒを乾燥させることができます
。
注意しないといけないことは、小さなかすは、焦げやすいという点です。
火力にさえ気をつけると、水気が飛ぶまで煎るだけで乾燥させることができますよ。
電子レンジで温める
電子レンジで暖める方法は、1分あれば乾燥させることができます。
また、コーヒーかすを温める際に、電子レンジの中の臭いを消臭することもできます。
コーヒーかすを温めすぎてしまうと、電子レンジの中で飛び散ってしまう恐れがあります。
そのため、30秒温ずつ温めることがおすすめです。
30秒温めた際は、コーヒーかすをかき混ぜると、まんべんなく温めることができますよ。
また、電子レンジの中を消臭するためにも、ラップはせずに、温めるようにしましょう。
おしゃれな消臭剤を作る方法
コーヒーかすの消臭剤を作る際は、お茶パックなどに入れると、おしゃれな消臭剤を作ることができます
。
そのほか、深めのお皿に入れ、観葉植物を飾ることで、土に見立てて飾ることができますよ。
おしゃれな消臭剤を作りたいという方は、観葉植物やお茶パックなどを利用してみてください。
まとめ

コーヒーかすは、捨てずに再利用することで、多くのメリットがあります。電子レンジで温めると、1分で消臭剤を作ることができますよ。
エコにもつながるため、活性炭を利用しているという方も、これを機会にコーヒーかすで消臭剤を作ってみてください。
また、コーヒー染めや肥料にすることも簡単なので、ぜひ様々な方法でコーヒーかすを利用しましょう。