社会人で資格を取ることは大変です。
お金だけでなく、働きながら貴重な時間を費やす必要があるのでその点がネックに思っている人も少なくないでしょう。
しかし、なんとなく仕事をするよりも、資格を取得すれば昇給や自身の成長にも繋がりますよ。
この記事では、社会人のスキルアップや働きながらでも取れる、おすすめの資格を厳選し紹介します。
社会人に役立つ資格とは?
資格は公的資格と民間資格、また仕事に役立つ分野や趣味の分野があり、数えるだけでも数千の資格が存在します。
その中でも社会人に役立つ資格についてご紹介します。
社会人が資格を取るメリット
なんとなく資格を取る前に、社会人にとって資格を取るメリットは何があるのかを知っておきましょう。
- 昇給や上のポジションを狙える
- 自身の成長に繋がる
- 転職や独立にも有利になる
仕事をしているとなかなか時間を作ることが難しくはありますが、上記のメリットがあります。
それに、手に職をつけるという意味でも資格を取っておけば、いざという時にアピールできるようになりますよ。
働きながらでも取れる資格を選ぶコツ
毎日仕事をしなければならない社会人が資格を選ぶときに、以下の条件について事前に確認しておきましょう。
- 学校に通う必要があるのか
- 実務経験・実習が必要な資格なのか
- 企業や社会で評価されるか
資格を選ぶ際に難易度ばかり気にしてしまうと、資格を取ることが最終目標になってしまいがちです。
そうなると資格を十分に有効活用できるとは言えないでしょう。
もちろん難易度も選ぶ際に参考にするべきですが、資格はあくまでもライフプランの手段です。
取っても何の利益にもならなかったというリスクを減らす意味で、社会で評価される資格を選ぶことも必要です。
働きながら取れる資格なのかどうかが重要なので、独学で取れるのか、実務経験が必要か、評価されるかどうかを確認しておきましょう。
社会人がスキルアップできるおすすめの資格
社会人がビジネスや自分の成長に活かせるおすすめの資格についてご紹介します。
社会人なら成長や転職などに十分活かせる資格が多いですよ。
全てのビジネスに役立つ資格
パソコンや英語をビジネスでも使用する機会が増えています。
スキルがあることを示すために活かせる資格をご紹介します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSはWord、Excel、PowerPointなどのマイクロオフィスの一定のレベルを達成したことがわかる資格になります。
一般レベルと、WordとExcelなら上級レベルが用意されていて、20〜30代が主に取得しています。
パソコンを使用する仕事についている人であれば、取得しておくと効率化がはかれますし転職の際にもパソコンレベルを示せます。
TOEIC
日常生活やビジネスの英語活用に役立つTOEIC。
合否ではなくスコアで基準がわかることが特徴なので、自分の目標を都度決められます。
ビジネスなら英文のメールを読みとって文章を作成するなど、実用的なシーンでも活躍しますよ。
情報セキュリティマネジメント
個人情報など、組織で情報を扱う全ての業種・職種の人へおすすめの情報セキュリティマネジメント(SG)。
ITパスポートといわれるITに関する基本的な知識の上位資格となります。
セキュリティの意識を高めて情報漏洩のリスクを回避し、トラブルが起こっても適切な対応ができるように組織に関わる上では重要な情報管理のスキルが得られます。
人事・総務で役立つ資格
企業で重要となるのは、第一線で活躍している従業員、つまり人材です。
その人材のサポートする知識をつければ企業での評価も高まりますし、自身の生活にも役立てられますよ。
社会保険労務士(社労士)
人事や労務を担当している人であれば社会保険労務士は国家資格になり、社会的にも評価が高くおすすめです。
労働基準や年金や健康保険など社会保険に関わる知識を得られるので、実生活にも役立つでしょう。
労務の担当した実務経験が3年以上必要ではありますが、目指す価値のある資格です。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは2016年に国家資格となりました。
これは個人の適性や経験に合わせた職業や能力を伸ばす知識が得られるので、人材に関わる人事などの業種の人は取っておきたい資格です。
衛生管理者
衛生管理者は人事や労務に関わる人に、従業員の労働環境を整えるための管理知識を身に着けられる資格です。
衛生管理者は常時50人以上の労働者がいる事業場に必置が義務付けされているので需要は高いといえますよ。
学歴によって異なる実務経験が必要となりますので確認しておきましょう。
経理・会計で役立つ資格
企業を経営し、利益を出す上で外せないことはお金の知識。
お金の知識をつければ経理や会計職でなくても業務に活かせます。
日商簿記
日商簿記は企業の経営に関わる上で活動を記録・計算する力を得られるので、経理に関わる人におすすめです。
読み取る力をつければ企業の経営状態の分析力を身に着けることができるので、経理だけでなく営業で企画を立てるときに採算がとれるのかなど実用的にも活かせますよ。
企業で評価を得るのであれば2級以上の取得を目指しましょう。
税理士
税理士は税の専門家として、あらゆる税を納める必要がある納税者である人々のサポートをします。
税だけでなく簿記の知識を活かして目指せる資格になるので、経理や会計を担当している人におすすめです。
転職や独立にも有利な資格ですので、会計業務に関わる人は目指す価値はあります。
営業・経営に役立つ資格
営業は採用時に資格を必要とする企業は少ないですが、取引先で提案するのに情報や知識は不可欠です。
また、運営していくにも必置となる資格もあるので転職の際にも有利になるでしょう。
【中小企業診断士】
中小企業診断士は、経営のコンサルタントの知識が身につく資格です。
財務諸表の読み取りなどマーケティング、企業の経営戦略に関する知識を得られるので、コンサルタント会社にも有利です。
管理者やキャリアアップを目指したい人におすすめですよ。
【宅地建物取引士(宅建士)】
宅建士は、不動産会社の取引にて需要のある資格です。
不動産は大きな額の取引となるため、重要事項の説明を宅建士に一任されています。
そのため、不動産会社に必置となり、勤めている人は資格手当がつきますし、建築・金融機関にも活かせるので転職を考えている人にもおすすめです。
【ファイナンシャルプランナー(FP)】
ファイナンシャルプランナーは、一人一人のお金の面でサポートするために資産のアドバイスをする知識を取得できます。
主に銀行や保険・証券会社などの金融機関で役立てられていますが、人が生活する上で資金の運用や節税についてなど営業にとってもアドバイスができるようになりますよ。
幅広い必要なお金についての知識が得られるので私生活にも役立てられるでしょう。
まとめ
社会人で資格を取得する場合は、キャリアプランに合った資格を選びましょう。
企業で業務のスキルアップをしたいのか、または転職や独立を目指すのかによっても必要な資格は変わってきます。
働きながら資格を取ることは大変ではありますが、道を拓く糧となりますので努力して目標を目指してみてはいかがですか?