
仕事に就くときに、資格が必要な仕事があります。資格が必要な仕事を探すときに、キーワードとなるのが
「業務独占」です。
今回の記事では、資格が必要な仕事の業界別おすすめ国家資格をご紹介します!
業界別おすすめ国家資格
医療・福祉系
◆看護士
看護士は、
病院・介護施設・保育施設など活動の場が幅広く、需要が高い仕事です。
年収は平均で500万円程度なので、女性の多い職業の中では高い水準が見込めると言えるでしょう。
3年制または4年制の看護師養成学校(専門学校・短期大学・大学)を卒業すると、受験資格を得られます。
就職後、さらにステップアップを考えている人は病院などで働きながら、認定看護師や専門看護師などを目指すこともできます。
◆鍼灸師「はり師」「きゅう師」
鍼灸師は、
「はり」や「きゅう」を使って健康回復を助け、治療を行う仕事です。
「鍼灸師」という資格はありません。「はり師」「きゅう師」という2つの資格に分かれています。
3年制または4年制の大学・短大、鍼灸系専門学校を卒業すると、受験資格を得られます。
鍼灸師は独立開業も目指せることも、ポイントの1つです。
◆介護福祉士
介護福祉士は
身体または精神の障害がある人の介護を行い、介護に関する指導をする仕事です。
人の役に立ち、やりがいを感じられる仕事です。
受験資格は、厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業していること、3年以上介護などの業務に従事していることなどです。試験には筆記試験と実技試験があります。
不動産・建築系
◆宅地建物取引士
宅地建物取引士は、宅建師とも呼ばれていて、
不動産の売買や賃貸物件のあっせんをする際に土地や建物について専門知識に基づいた説明をする仕事です。
不動産事務所では、従業員の5人に1人以上の宅建士を置くことが義務付けられているので不動産業界では欠かせない存在です。
受験資格は特に定められていません。
◆建築士
建築士とは、
建築物の設計及び工事管理等の業務を行う仕事です。
一級建築士は全ての建築物、二級建築士は比較的小規模な建築物、木造建築士は小規模な木造建築物についての業務を行います。
経営・労務系
◆税理士
税理士とは、
確定申告の承認申請や税務署への提出書類の作成など、税に関する業務を行う仕事です。
業務形態にもよりますが、年収は平均1,200万円と高い水準が望めます。
4年制大学で法律学もしくは経済学を1科目以上履修したこと、日商簿記検定1級合格者であることで受験資格を得られます。
合格後、2年の実務経験を経て、税理士会へ登録します。
◆社会保険労務士
社会保険労務士は、
労働・社会保険の手続き、年金や労務管理の相談など労働者の権利や義務に関する業務を行う仕事です。
年収は個人差もありますが、500万円と高めの水準です。
4年制大学での一般教養課程を終えていること、短大もしくは高専卒であることで受験資格を得られます。
合格後、健康保険や労働保険・人事労務関連の実務経験を2年以上積んだ後、または厚生労働大臣が指定した講習を終了後、社会保険労務士名簿に登録します。
資格が必要な仕事とは?〜業務独占〜

業務独占とは、安全の確保や取引の適正化のため、資格を有するものでなければその業務を行うことができないことを意味します。
国や国から委託を受けた機関が実施する、国家試験に合格した人が業務従事を認められます。
業務独占の国家資格は、資格が必要になる仕事だということです。
独占業務の国家資格を取得すれば職業的な安定もある程度保障されますが、その分難易度も高いです。
まとめ

今回の記事で紹介した国家資格は、仕事の需要も高い資格ばかりなので、この中から選んで資格取得にチャレンジしてみてもいいかも知れません。
ただ、資格選びで大切なのは
自分自身の目的を設定して選ぶことが大切です。
資格取得にかける時間とお金は取り戻す気持ちで、チャレンジしてみてください!