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2024年12月28日（土）～2025年1月6日（月）

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「整体」とは、指や手、道具などを使用して手技によって骨格の歪みを調整することをいい、体の不調を改善させる技術です。

整体師には、免許が不要のため、無資格や未経験でも始められる職種ですが、無資格が問題となることがあります。そのため、正しい知識をつけてお客様に信頼されるためにも「整体セラピープロフェッショナル」資格を取得しておくと活躍の場が広がります。

実際にどんなことが学べるのか？を教材の一部から抜粋してご紹介します。

※内容については更新されることがあります。

セラピストとしての向き合いかた
整体セラピーにおいて最も重要な点は、「セラピストが顧客に対して向き合うこと」であるといえます。整体セラピーはその名前のとおり、「整体」と「セラピー」をあわせたものであるため身体的な疲れだけではなく、心が癒やされることにもアプローチすることとなります。セラピスト自身の心が顧客に映し出されると言っても過言ではないため、心よりその顧客のストレスやリラックスに向き合うことができるかどうかが、良いセラピストであるかの分かれ目となります。勿論、手技の技能や人体構造の知識などの技術的な面も必要ですが、「セラピー」であることを忘れずに徹底的に向き合うことが整体セラピープロフェッショナルとしてのスタート地点となります。整体師の様に、「治療」に偏って考えることも、カウンセラーの様に「心のストレス」に偏って考えてもいけません。顧客の疲れは「心身」からくるものであることを念頭に、何が疲れの原因なのかを見極め、施術していくことが整体セラピーであると認識しなければなりません。

整体セラピストの施術について
按摩や整体で行われる手技は、対症療法的で、原因特定ができている場合には一定の効果を発揮しますが、全体的な身体機能の疲れにはアプローチできないことが多々あります。整体セラピーにおいてはその全体感を把握しておくことが非常に重要で、例えば心因性の障害を伴う症状（偏頭痛など）は、末梢神経や四肢に対しての施術が非常に効果を発揮します。これは、末梢神経や四肢を刺激することでストレス因子を脳内や体内から排泄することができるためです。一方で、身体的疲労が原因の症状（腰痛やはりなど）は、その凝りや痛みの関連部位への施術が効果的です。脊髄神経への圧迫から痛みが誘発されていたり、関節や靭帯の過度の緊張により凝りや痛みが発生していると考えられるためその部位に対するトリガーポイントにアプローチし、関連部位に対しても施術することで癒やしを得ることができるのです。この様に、整体セラピストの施術は神経や部位、骨格から身体の内部と、様々な場所からアプローチし、顧客に深い癒やしを与えることとなります。繰り返しにはなりますが、整体セラピーはこれまでの整体や按摩、カイロプラクティックとも、心理カウンセリングとも異なり、顧客に癒やしを与えることが最終的な目的となります。そのために神経・骨格・心へのアプローチを習得し、そのアプローチを駆使してストレスを緩和させることが重要なのです。

アプローチについて
神経へのアプローチ
リンパマッサージや経絡按摩という言葉もありますが、疲労は筋肉の中の神経を通って広がっていく性質があります。神経を伝って疲労が伝達されるため、例えば身体の右側だけに症状が現れたり、逆に左だけ。といったケースもあります。筋スパズムと言われる局所的かつ持続的な筋緊張の亢進もこの1つであるため、アプローチの際には疲労や痛みのトリガーポイントとなる部位から神経を意識してサブのポイントがあることに注意を払う必要があります。神経を意識してトリガーポイントからサブのポイントに施術することは非常に効果を発揮しやすく、全体感を意識することが重要です。

骨格へのアプローチ
トリガーポイントを中心に過度の筋肉緊張が起きると骨格まで影響するケースは少なくありません。左右が同じ長さや緊張の筋に支えられた骨は真っ直ぐですが、片側だけが極端に筋肉緊張の状態になると片方に引っ張られ、骨格に歪みが生じやすくなってしまうのです。筋膜の軽度の癒着や靭帯、腱の緊張なども起きしてしまうため、骨格の変化が起きていないか、可動域は問題ないかなどを確認し、身体全体の筋バランスを整えるように施術しましょう。